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2023/02/11 がんサポートグループ企画・運営者のための研修会を開催しました。(令和4年度2回目)

がんサポートグループ企画・運営者のための研修会を開催しました。

令和5年2月11日 「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」を開催しました。この研修会は、「がん患者やその家族が、がんとともに安心して自分らしく暮らせるための心理社会的支援として、自施設のがんサポートグループの企画・運営について見直し、基本的な知識と技術を獲得する」ことを目的に、令和2(2020)年度から開催してきました。

今回は5回目の開催です。今回は現地会場(AP大阪淀屋橋)とWEB会場を設けるハイブリッド開催とし、全国から55名の医療者の皆様に参加いただきました。

現地会場の様子

↑現地会場の様子

研修会の概要

この研修会では、参加者の皆様に研修会前に【評価編】として、自施設での取り組みを評価する「事前評価アンケート」に取り組んでいただきました。参加者の皆様にはこのアンケートをもとにした「研修会での目標レベル」を事務局からお伝えし、目標意識を持ったうえで研修会に臨んでいただきました。研修会当日は午前中に【講義編】、午後にロールプレイ等を行う【実践編】に分けて行いました。

日程 プログラム
【評価編】(事前課題)
  • 事前評価アンケート(自施設の取り組み振り返りのアンケート)
【講義編】
10:00~12:00
  • 開会のあいさつ、オリエンテーション
  • がん患者に対する心理社会的支援の必要性
  • がんサポートグループの方法論
  • ピアサポーターとの協働
  • ピア・サポート体制 都道府県の現状
【実践編】
13:00~17:00
  1. 基本的なファシリテーションのスキル
  2. サポートグループの実際
  3. ロールプレイの実践『ファシリテーターを体験する』
  4. グループディスカッション・情報交換
事後評価アンケート
  • 事後評価アンケート

開会のあいさつ、オリエンテーション

10:00から平井啓先生(大阪大学大学院)のオリエンテーションが始まりました。この研修会の背景や目的、研修会の概要を説明いたしました。

平井啓先生によるオリエンテーション
平井啓先生によるオリエンテーション

↑平井啓先生によるオリエンテーション

講義編

10:15から講義がスタートしました。福井里美先生(東京都立大学大学院)、吉田稔先生(日本赤十字社熊本健康管理センター)のお二人による講義です。大きく4つの項目:「がん患者に対する心理社会的支援の必要性」「がんサポートグループの方法論」「ピアサポーターとの協働」「ピア・サポート体制 都道府県の現状」に分けて講義を行いました。

福井里美先生による講義

↑福井里美先生による講義

吉田稔先生による講義

↑吉田稔先生による講義

吉田稔先生による講義

実践編

お昼休憩の後は実践編のスタートです。ロールプレイを始める前に、ファシリテーションの基本について、齋藤円先生(市立ひらかた病院)による講義で確認します。またこの講義では実際にサポートグループのイメージを持ってもらうため、4つのデモンストレーション動画を供覧しました。

齋藤円先生による講義

↑齋藤円先生による講義。ピアサポーターの役割・活動や、ピアサポーターの専門性についても触れました。

ロールプレイ

デモ動画視聴のあとは古谷浩先生(精巣腫瘍患者友の会J-TAG)からロールプレイの説明です。6人ずつのグループに分かれ、ファシリテーター役、相談者役、ピアサポーター役を1人ずつ、残りの3人は観察者とし、「サポートグループの一場面」についてロールプレイを行います。

WEBで受講している方は、Zoomのブレークアウト機能を使いロールプレイを行いました。現地会場も1グループ設け、対面でロールプレイを行いました。各グループには進行役の講師が1人つき、活発なロールプレイが行われました。

ロールプレイ

↑現地会場でも1グループ設け、対面でロールプレイを行いました。オンラインでも対面でも、ファシリテーションの基本の「受けて振る」を体験しました。

難しい場面でのファシリテーション(解説&デモ)

ロールプレイのあとは、松向寺真彩子先生(市立豊中病院)の「難しい場面でのファシリテーション」についての講義を行いました。ここでもデモンストレーション動画を見て「話が長い参加者がいる場合」「沈黙が続く場合」「個別性の高い質問をする参加者がいる場合」の対応を学びました。

松向寺真彩子先生による講義

↑松向寺真彩子先生による講義。「サポートグループで沈黙が続く場面」についての動画を供覧しています。

グループディスカッション

再び先ほどのグループに戻り30分間のグループディスカッションを行いました。「どんな患者さんにサポートグループを提供すると良いか?」「自身の施設の特徴やニーズにあったサポートグループとは?」「今回の研修を振り返って、改めてサポートグループについて考えたこと」といったテーマで、グループディスカッション&情報交換を行いました。どのグループも、活発な意見交換がなされました。

現地会場のグループワークの様子

↑現地会場のグループワークの様子

質疑応答、閉会あいさつ

最後に質疑応答の時間です。グループディスカッション間に出た質問をこの時間で取り上げました。また受講者の方からの質問を取り上げ、講義を担当した講師から回答しました。

最後にこの研修会の総括を行った大阪大学大学院の平井啓先生から閉会のあいさつをし、会は閉会いたしました。

研修会終了後のアンケーでは、「基礎から学べたことで今後、自身ががんサポートグループの運営を行うべきかが少しイメージする事が出来た」「(ロールプレイを通して)様々な役ができたことが良かったし、役割に当たる人の感情や思いに近づけたピアサポーターの役割がとても大きいと感じた」といったご感想、研修に対するご意見を頂戴しました。ありがとうございました。

この研修会の学びが各ご施設のサポートグループ活動の企画運営に生かされることを願っております。

またこの研修会の実施にあたり、ロールプレイ・グループワーク運営のため、当委託事業の委員・ワーキンググループ員以外から、多くの関係の皆様から協力を賜りました。厚く御礼申し上げます。

2022/11/23 がんサポートグループ企画・運営者のためのフォローアップ研修会を開催しました。

がんサポートグループ企画・運営者のためのフォローアップ研修会を開催しました。

令和5年11月23日 「がんサポートグループ企画・運営者のためのフォローアップ研修会」を開催いたしました。この研修会は令和2年度から3回開催された「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」を修了された方を対象に実施したものです。今回はオンラインで開催し、32名の方が受講されました。研修会や配信拠点の様子をご紹介いたします。

プログラム

日程 内容
13:00~13:20 開会のあいさつ、オリエンテーション
13:20~14:00 サポートグループ好事例紹介
14:00~16:00 事例検討
16:00~16:30 情報交換
16:30~17:00 まとめ、閉会のあいさつ

開会のあいさつ、オリエンテーション

13:00から平井啓先生(大阪大学大学院)のオリエンテーションが始まりました。この研修会の背景や目的、研修会の概要を説明いたしました。この研修は、ピアサポーターとの連携・取り組みの強化、ファシリテーションスキルの向上、各施設での具体的な取り組みついての情報共有などを行うことを目的に実施されました。

平井啓先生によるオリエンテーショ

↑平井啓先生によるオリエンテーション

平井啓先生によるオリエンテーショ

サポートグループ好事例の紹介

オリエンテーションの後は吉田稔先生(日本赤十字社熊本健康管理センター)による講義です。「がんサポートグループ企画運営者のための研修会」の事後アンケートに要望の多かった、様々な地域の特色ある試みについて紹介いたしました。また、令和4年8月に発出された「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」についても触れ、都道府県やがん診療連携拠点病院に求められることなどについても確認をしました。

吉田稔先生による講義

↑吉田稔先生による講義

吉田稔先生による講義

事例検討

サポートグループ好事例紹介の後は、「事例検討」です。「仮想のグループを通じて、ファシリテーターとして、自身であればどのように対応するかについて考える」ことを目的に、2つの課題について「参加者の言葉にどう返すか。ファシリテーターとしてどうすすめていくか」をグループで検討しました。

齋藤円先生による講義。
齋藤円先生による講義。

↑齋藤円先生による講義。事例検討の進め方について講義しました。

グループごとに事例検討を行った後、全体会場(メインセッション)に戻り、全体で振り返りを行いました。各グループの代表者にどんな意見交換がなされたか発表してもらいました。

情報交換

2つの課題に対する事例検討を行った後、30分間の情報交換の時間を設けました。今回はフォローアップ研修会ということもあり、「がんサポートグループ企画運営者のための研修会」を終えたあとの自施設での活動などについても、活発な情報交換・意見交換が行われました。

質疑応答、閉会あいさつ

最後に質疑応答として、情報交換の間に出た質問をこの時間で取りあげ、講義を担当した講師から回答しました。
またこの研修会の総括を行った平井啓先生から閉会のあいさつをし、会は閉会いたしました。

フォローアップ研修会ははじめての試みとなりましたが、終了後のアンケートでは「ファシリテーターとしての役割を再認識することができ、実践につながる学びになった。」「先行する好事例を知ることができ、参考になった。」といったお声を寄せていただきました。また、受講者皆様のおかげでスムーズな運営となりました。厚く御礼申し上げます。
この研修会の学びが、各ご施設のピアサポート活動やサポートグループ活動の企画運営に生かされることを願っております。

2022/11/03 がんサポートグループ企画・運営者のための研修会を開催しました。(令和4年度1回目)

がんサポートグループ企画・運営者のための研修会を開催しました。(令和4年度1回目)

令和4年11月3日 「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」を開催いたしました。この研修会は、「がん患者やその家族が、がんとともに安心して自分らしく暮らせるための心理社会的支援として、自施設の「がんサポートグループ」の企画・運営について見直し基本的な知識と技術を獲得する」ことを目的に、令和2(2020)年度から開催し、今回は4回目の開催です。今回は現地会場(東京秋葉原UDX)とWEB会場を設けるハイブリッド開催とし、全国から77名の医療職の皆様に参加いただきました。研修会や配信の様子をご紹介いたします。

研修会の概要

この研修会では研修会前に【評価編】として、自施設での取り組みを評価する「事前評価アンケート」に取り組んでいただきました。参加者の皆様にはこのアンケートをもとにした「研修会での目標レベル」を事務局からお伝えし、目標意識を持ったうえで研修会に臨んでいただきました。研修会当日は午前中に【講義編】、午後にロールプレイ等を行う【実践編】に分けて行いました。

日程 プログラム
【評価編】(事前課題)
  • 事前評価アンケート(自施設の取り組み振り返りのアンケート)
【講義編】
10:00~12:00
  • 開会のあいさつ、オリエンテーション
  • がん患者に対する心理社会的支援の必要性
  • がんサポートグループの方法論
  • ピアサポーターとの協働
  • ピア・サポート体制 都道府県の現状
【実践編】
13:00~17:00
  1. 基本的なファシリテーションのスキル
  2. サポートグループの実際
  3. ロールプレイの実践『ファシリテーターを体験する』
  4. グループディスカッション・情報交換
事後評価アンケート
  • 事後評価アンケート

開会のあいさつ、オリエンテーション

10:00から平井啓先生(大阪大学大学院)のオリエンテーションが始まりました。 この研修会の背景や目的、研修会の概要を説明いたしました。

平井啓先生によるオリエンテーション

↑平井啓先生によるオリエンテーション

講義編

10:15から講義がスタートしました。福井里美先生(東京都立大学大学院)、吉田稔先生(日本赤十字社熊本健康管理センター)のお二人による講義です。大きく4つの項目:「がん患者に対する心理社会的支援の必要性」「がんサポートグループの方法論」「ピアサポーターとの協働」「ピア・サポート体制 都道府県の現状」に分けて講義を行いました。

福井里美先生による講義

↑福井里美先生による講義

吉田稔先生による講義

↑吉田稔先生による講義

吉田稔先生による講義

実践編

お昼休憩の後は実践編のスタートです。ロールプレイを始める前に、ファシリテーションの基本について、齋藤円先生(市立ひらかた病院)による講義で確認します。またこの講義では実際にサポートグループのイメージを持ってもらうため、4つのデモンストレーション動画を供覧しました。

実践編

実践編

ロールプレイ

デモ動画視聴のあとは古谷浩先生(精巣腫瘍患者友の会J-TAG)からロールプレイの説明です。6人ずつのグループに分かれ、ファシリテーター役、相談者役、ピアサポーター役を1人ずつ、残りの3人は観察者とし、「サポートグループの一場面」についてロールプレイを行います。

WEBで受講している方は、Zoomのブレークアウト機能を使いロールプレイを行いました。6人ずつの12グループに分かれ、各グループには進行役講師が1人つき、ロールプレイを行います。現地会場も1グループ設け、対面でロールプレイを行いました。

難しい場面でのファシリテーション(解説&デモ)

6回のロールプレイのあとは、松向寺真彩子先生(市立豊中病院)の「難しい場面でのファシリテーション」についての講義を行いました。ここでもデモンストレーション動画を見て「話が長い参加者がいる場合」「沈黙が続く場合」「個別性の高い質問をする参加者がいる場合」の対応を学びました。

難しい場面でのファシリテーション(解説&デモ)

グループディスカッション

再び先ほどのグループに戻り30分間のグループディスカッションを行いました。「どんな患者さんにサポートグループを提供すると良いか?」「自身の施設の特徴やニーズにあったサポートグループとは?」「今回の研修を振り返って、改めてサポートグループについて考えたこと」といったテーマで、グループディスカッション&情報交換を行いました。どのグループも、活発な意見交換がなされました。

質疑応答、閉会あいさつ

最後に質疑応答の時間です。グループディスカッション間に出た質問をこの時間で取り上げました。また受講者の方からの質問を取り上げ、講義を担当した講師から回答しました。最後にこの研修会の総括を行った平井啓先生から閉会のあいさつをし、会は閉会いたしました。

研修会終了後のアンケートでは「がんサロンを開催するにあたって、基本的な知識や他の施設の状況を聞くことができて、とても参考になりました。」「ロールプレイでいろいろな立場を経験することで、改めてサロンやサポートグループの必要性を認識できた」といったご意見・ご感想を頂戴しました。ありがとうございました。 この研修会の学びが各ご施設のサポートグループ活動の企画運営に生かされることを願っております。

またこの研修会の実施にあたり、ロールプレイ・グループワーク運営のため、当委託事業の委員・ワーキンググループ員以外から、多くの関係の皆様から協力を賜りました。厚く御礼申し上げます。

2023/02/23 ピアサポーター養成研修会@栃木県を開催しました。

ピアサポーター養成研修会@栃木県 を開催しました。

令和5年2月23日 オンラインにて、ピアサポーター養成研修会を開催いたしました。ピアサポーター14名、医療従事者8名、栃木県(行政)から3名の方々が参加されました。

事前の動画視聴視聴

受講者の皆さんには、2月23日の研修前に下記の動画をインターネットやDVDで視聴していただきました。

講義動画 主な内容
ピアサポートとは ピアサポートとは、ピアサポートの意義、ピアサポーターと医療者の違い
ピアサポーターの役割と活動指針 ピアサポートを行うこと、守るべきこと、振り返りをする
相手を大切にすること、自分を大切にすること/ピアサポーターが知っておくと良い情報 バウンダリーとは、バウンダリーを守るうえで必要なこと、自分自身が傷ついてしまったときには
よりよいコミュニケーションのために 基本的なコミュニケーションスキル
行政や医療機関が支援できること ピアサポート活動のために医療者ができること、自治体単位で行うこと
がん診療の基礎知識と情報提供の注意点 がん診療の基礎知識(がんと遺伝子、がん細胞の特徴、治療法)、がんに関する情報提供の注意点

詳しくはこちらをご覧ください https://www.peer-spt.org/activity20210228/

集合研修プログラム

開始 終了 所要
時間(分)
ピア・サポーター 行政・医療者
12:30 13:00 30 受付
13:00 13:20 40 開会のあいさつ、オリエンテーション
13:20 13:40 事前講義の振り返り
13:40 13:50 75 自分の体験を語る オリエンテーション
13:50 14:00 ブレークアウト開始 ブレークアウト開始 ブレークアウト開始
14:00 14:40 Aグループ
自分の体験を語る
Bグループ
自分の体験を語る
  • 「自分の体験を語る」見学
  • ピアサポートを実装するために
    (医療行政向けグループワーク)
14:40 14:55 〔休 憩〕
14:55 15:10 150 ロールプレイ
(オリエンテーション)
※ロールプレイの見学
15:10 15:25 グループに分かれる  〃
15:25 15:45 ロールプレイ (セッション1)  〃
15:45 16:05 ロールプレイ (セッション2)  〃
15:45 16:05 〔休 憩〕
16:15 16:35 ロールプレイ (セッション3)  〃
16:35 16:55 ロールプレイ (セッション4)  〃
16:55 17:15 ロールプレイのまとめ(全体)  〃
17:15 17:25 〔休 憩〕
17:25 17:45 30 栃木県でピアサポートを行うために、質疑応答
17:45 17:55 閉会挨拶、事務連絡など

開会挨拶・オリエンテーション

13:00から研修会がスタートしました。栃木県保健福祉部健康増進課岩崎さんからの開会のあいさつの後、秋月伸哉先生(都立駒込病院)から、オリエンテーションとしてこの研修会の目的や、今後参加者の皆様がどのようにピアサポート活動に関わっていくことが期待されるかを説明しました。また、今回はオンライン開催ということで、受講者のみなさんに簡単な自己紹介をしてもらいました。

事前講義の振り返り

続いて、齋藤円先生(市立ひらかた病院)による「事前講義の振り返り」の講義です。受講者の方には事前に講義を視聴していただき、事前確認テストに取り組んでもらいました。テストの回答を確認し、事前に視聴した講義の中からポイントになる項目を復習しました。

事前講義の振り返り

事前講義の振り返り

自分の体験を語る

「事前講義の振り返り、アイスブレイク」の講義の後、ピアサポーターの皆さんは「自分の体験を語る」(ワークショップ)に参加します。ピアサポーターの皆さんには自分のがんの体験をお一人ずつ3分間、皆さんの前で話していただきました。自分の体験を言葉として振り返り、体験を整理しておくことの大切さ、体験の多様性に気付くことを目的としています。

自分の体験を語る

自分の体験を語る

今回はZoomのブレークアウトルーム機能を利用し、Aグループ・Bグループ 7~8名ずつに分けて実施しました。事前に郵送した資料の中に順番を指定したカードが入っており、その順番で語っていただきました。自分の番が来るまでは何を話そうかドキドキしてしまいますが、まずは「一生懸命話を聴くこと」が大切です。3分間という決められた時間の中でも、上手にお話されるピアサポーターさんがたくさんいらっしゃいました。

ピアサポートを実装するために(医療行政向けグループワーク)

医療従事者・行政の皆さんには、「自分の体験を語る」を20分程度見学した後、別室でグループワークに参加していただきました。栃木県内5施設の医療機関から見学があり、各施設でのピアサポート活動やがん患者サロン活動状況の情報共有、意見交換を行いました。栃木県でのピアサポート体制について考える時間となりました。

ロールプレイ

「自分の体験を語る」のあと、休憩を挟み「ロールプレイ」のセッションを行いました。初めにロールプレイをどのように進めるか、講義形式で確認します。受講者の方にはそれぞれにピアサポーター役、利用者役、観察者役のいずれかになってもらい、利用者役の方には与えられたシナリオに沿って相談していただきます。実際にロールプレイを始める前に、講師の先生方に模擬演技をしていただきました。

ロールプレイ

ロールプレイ

再びZoomのブレークアウトルーム機能を使い、3~4人ずつのグループに分かれてロールプレイ開始です。また、医療従事者・行政の方も各グループに入り、ロールプレイの様子を見学していただきました。

グループでのロールプレイが終了した後、全体で「ロールプレイのまとめ」を行いました。各グループのファシリテーターの先生から「このような対応が素敵でした」「ロールプレイを通してこういった感想がありました」とグループの様子を報告し、全体で共有いたしました。

栃木県でピアサポートを行うために

ロールプレイ終了後、「栃木県でピアサポートを行うために」として、栃木県保健福祉部健康増進課の皆さんから今後の展望について紹介していただき、「ピアサポートを実装するために(医療行政向けグループワーク)」で行われたディスカッションの内容についてピアサポーターの皆さんに共有しました。
ピアサポーター、医療従事者、行政の3者が栃木県でのピアサポートについて考え、情報共有しあう時間になりました。

質疑応答・まとめ、閉会あいさつ

最後に研修全体を通しての質疑応答、まとめを行い、閉会いたしました。終了後には出席の皆さんと画面を通して集合写真を撮影いたしました。

質疑応答・まとめ、閉会あいさつ

盛りだくさんのプログラムの研修会でしたが、盛会にて終えることができました。

新型コロナウイルス感染症対策のためオンラインでの開催となりましたが、栃木県保健福祉部健康増進課の皆様には、事前準備として受講者への資料送付や事前接続テストを実施していただいだき、オンライン上でも大きなトラブルなくスムーズな研修会運営となりました。開催までの企画立案から、準備~当日の運営を保健福祉部健康増進課の皆様と一緒に進め、多大な協力を賜りました。参加者の皆様、栃木県保健福祉部健康増進課の皆様、本当にありがとうございました。

栃木県とのこれまでの取り組み

2021/08/10 意見交換会@栃木県を開催しました。
2022/02/12 がんのピア・サポート基礎研修@栃木県を開催しました。
2023/01/07 ピアサポーター養成研修会・フォローアップ研修会@長崎県を開催しました。

ピアサポーター養成研修会・フォローアップ研修会@長崎県 を開催しました。

令和5年1月7日 長崎県庁会議室にて、ピアサポーター養成研修会・フォローアップ研修会研修会を開催いたしました。ピアサポーター8名、医療従事者13名、長崎県(行政)から5名の方々が参加されました。今回は、2020年度に実施したピアサポーター養成研修会の修了者と、新たに研修を受ける方を対象に、半日間の研修を実施いたしました。

集合研修

1月7日(土)は、午前にピアサポーター同士の交流会を行い、集合研修は13:00から開始しました。

開始 ピアサポーター 医療者・行政 形式
10:30~10:50 交流会受付
10:50~11:30 ピアサポーター交流会
11:30~12:30 昼食
12:30~13:00 研修会受付
13:00~13:15 開会のあいさつ、オリエンテーション 講義形式
13:15~13:25 ロールプレイ・グループワーク オリエンテーション 講義形式
13:25~13:40 グループに分かれる・自己紹介 移動
13:40~14:05 ロールプレイ (セッション1) 行政・医療者向けグループワーク グループ
14:05~14:30 ロールプレイ(セッション2) グループ
14:30~14:40 〔休 憩〕
14:40~15:05 ロールプレイ(セッション3) 行政・医療者向けグループワーク グループ
15:05~15:30 ロールプレイ(セッション4) グループ
15:30~15:35 〔休憩&移動〕 ※メイン会場に戻る
15:35~16:15 ロールプレイ・医療者向けGW  全体まとめ 講義形式
16:15~16:25 〔休 憩〕
16:25~16:40 ピアサポーターのストレスマネジメント 講義形式
16:40~16:55 質疑応答
16:55~17:00 閉会あいさつ、事務連絡

開会挨拶・オリエンテーション

13:00から研修会がスタートしました。長崎県健康福祉部医療政策課 安藤医療監からの開会のごあいさつの後、都立駒込病院 精神腫瘍科 秋月伸哉先生から、オリエンテーションとしてこの研修会の目的や、今後参加者の皆様がどのようピアサポート活動に関わっていくことが期待されるかを説明しました。

ロールプレイ

開会挨拶・オリエンテーションのあとに、さっそく「ロールプレイ」のセッションです。3~4人で1組になってロールプレイ開始です。受講者の方にはそれぞれにピアサポーター役、利用者役、観察者役のいずれかになってもらい、利用者役の方には与えられたシナリオに沿って、相談していただきます。

ロールプレイ

今回は、長崎県内のがん診療連携拠点病院等から出席していただいた医療職の方に、グループの進行をしていただきました。4セッション終了した後、全体で「ロールプレイのまとめ」を行いました。各グループのグループの進行役から、各グループの様子を報告していただき、全体で共有いたしました。

医療者向けグループディスカッション

医療者向けグループディスカッション

ピアサポーターの皆さんが「ロールプレイ」に取り組んでいる間、医療者の方には別室でグループワークに参加していただきました。講師から、近年のピアサポート活動やがんサロン活動に関する国の動向などを説明したあと、各施設での活動状況の情報共有、意見交換を行いました。

ピアサポーターのストレスマネジメント

ピアサポーターのストレスマネジメント
ピアサポーターのストレスマネジメント

ロールプレイ、グループディスカッションのあとは「ピアサポーターのストレスマネジメント」の講義です。ここでは、ストレスマネジメントに関すること、リラックス方法などを取り上げ、ピアサポーターの燃えつきの防止、バウンダリーを守ることにつなげることを目的にしています。
ストレスとは何か、ストレスとの付き合い方、疲れたときのリラックス方法などについて学びました。以前学習した「自分も相手も大切にするために~バウンダリーについて~」の講義の振り返りにもなりました。

質疑応答・まとめ、閉会あいさつ

最後に質疑応答とまとめを行い、閉会いたしました。終了後には出席の皆さんと集合写真を撮影いたしました。

質疑応答・まとめ、閉会あいさつ

盛りだくさんのプログラムの研修会開催となりましたが、盛会にて終えることができました。新型コロナウイルス感染対策を十分にとった上での研修会となり、ご準備と当日の運営には長崎県医療政策課の皆様に多大な協力を賜りました。参加者の皆様、長崎県医療政策課の皆様、本当にありがとうございました。

長崎県のこれまでの取り組み

2022/01/29 フォローアップ研修会@長崎県を開催しました。
2020/11/20 ピアサポート養成研修会@長崎県 を開催しました。
2022/10/08 ピアサポート養成研修会@香川県 を開催しました。

ピアサポート養成研修会@香川県 を開催しました。

令和4年10月8日 香川県庁12階会議室にて、香川県がんピアサポート研修会を開催いたしました。ピアサポーター17名、医療従事者1名、香川県(行政)から3名の方々が参加されました。また、今回は新型コロナウイルス感染対策のため、本来2日間のプログラム(集合研修)を「事前の講義動画の視聴」+「集合研修1日」の形式で実施しました。ここでは研修会の事前の講義視聴と、10月8日の集合研修の様子をご紹介します。

事前の動画視聴視聴

受講者の皆さんには、下記の動画をインターネットで視聴、または9月28日(水)に香川県庁で行われた上映会で視聴していただきました。

視聴動画 動画時間 主な内容
ピアサポートとは 15分 ピアサポートとは、ピアサポートの意義、ピアサポーターと医療者の違い
ピアサポーターの役割と活動指針 44分 ピアサポートを行うこと、守るべきこと、振り返りをする
相手を大切にすること、自分を大切にすること
ピアサポーターが知っておくと良い情報
22分 バウンダリーとは、バウンダリーを守るうえで必要なこと、自分自身が傷ついてしまったときには
よりよいコミュニケーションのために 28分 基本的なコミュニケーションスキル
がん診療の基礎知識と情報提供の注意点 45分 がん診療の基礎知識(がんと遺伝子、がん細胞の特徴、治療法)、がんに関する情報提供の注意点

集合研修

10月8日(土)の集合研修は、9:30から受付開始、10:00開始です。今回の集合研修はこのようなタイムテーブルで実施しました。

開始 ピアサポーター (第1・2会議室) ピアサポーター (大会議室)
10:00~10:10 開会のあいさつ、オリエンテーション
10:10~10:40 事前講義の振り返り、アイスブレイク
10:40~10:50 「自分の体験を語る」全体オリエンテーション
10:50~11:10 自分の体験を語る A班:前半 自分の体験を語る B班:前半
11:10~11:20 〔休 憩〕
11:20~11:40 自分の体験を語る A班:後半 自分の体験を語る B班:後半
11:40~11:45 グループごとにまとめ グループごとにまとめ
11:45~12:25 〔昼休憩〕
12:25~12:40 ロールプレイ オリエンテーション・模擬演技
12:40~12:45 グループに分かれる
12:45~13:05 ロールプレイ (セッション1)
13:05~13:25 ロールプレイ (セッション2)
13:25~13:35 〔休 憩〕
13:35~13:55 ロールプレイ (セッション3)
13:55~14:15 ロールプレイ (セッション4)
14:15~14:35 ロールプレイのまとめ(全体)
14:35~14:45 〔休 憩〕
14:45~15:25 事例検討(バウンダリーの視点から)
15:25~15:40 まとめ/質疑応答
15:40~15:50 閉会挨拶、事務連絡、アンケートの記入

開会挨拶・オリエンテーション

開会のあいさつ

↑開会のあいさつ

オリエンテーション

↑オリエンテーション

10:00から研修会がスタートしました。香川県健康福祉部 健康福祉総務課 がん対策グループ上原さんからの開会のごあいさつの後、オリエンテーションとして、都立駒込病院 精神腫瘍科 秋月伸哉先生から、この研修会の目的や、今後参加者の皆様がどのようピアサポート活動に関わっていくことが期待されるかを説明しました。また、参加した講師から1人ずつ自己紹介を行いました。

事前講義の振り返り、アイスブレイク

事前講義の振り返り、アイスブレイク

↑事前講義の振り返り、アイスブレイク

続いて、市立ひらかた病院の齋藤円先生による「事前講義の振り返り、アイスブレイク」です。隣同士でペアになって自己紹介をしてもらったあと、事前に視聴した講義の中からポイントになる項目を復習しました。

自分の体験を語る

「自分の体験を語る」Aグループ

↑「自分の体験を語る」Aグループ

「自分の体験を語る」Bグループ

↑「自分の体験を語る」Bグループ

「事前講義の振り返り、アイスブレイク」の講義の後、ピアサポーターの皆さんは「自分の体験を語る」(ワークショップ)に参加します。ピアサポーターの皆さんには自分のがんの体験をお一人ずつ3分間、皆さんの前で話していただきました。自分の体験を言葉として振り返り、体験を整理しておくことの大切さ、体験の多様性に気付くことを目的としています。
今回はAグループ・Bグループ 8名ずつに分けて実施しました。体験を語る順番は、受付の時にくじ引きで決めています。自分の番が来るまでは何を話そうかドキドキしてしまいますが、まずは「一生懸命話を聴くこと」が大切です。3分間という決められた時間の中でも、上手にお話されるピアサポーターさんがたくさんいらっしゃいました。

ロールプレイ

お昼休憩の後は、「ロールプレイ」のセッションです。

ロールプレイ オリエンテーション

↑ロールプレイ オリエンテーション

講師によるロールプレイ模擬演技

↑講師によるロールプレイ模擬演技

このセッションでは実際にピアサポート対応を経験します。まずロールプレイをどのように行うか、講義形式で確認します。実際にロールプレイを始める前に、講師の先生方に模擬演技をしていただきました。

ロールプレイ

3~4人で1組になってロールプレイ開始です。受講者の方にはそれぞれにピアサポーター役、利用者役、観察者役のいずれかになってもらい、利用者役の方には与えられたシナリオに沿って相談していただきます。
4セッション終了した後、全体で「ロールプレイのまとめ」を行いました。各グループのファシリテーターの先生からグループの様子を報告していただき、全体で共有いたしました。

事例検討 バウンダリーの視点から

事例検討 バウンダリーの視点から

↑事例検討 バウンダリーの視点から

最後に「事例検討 バウンダリーの視点から」として、市立ひらかた病院 齋藤円先生の講義です。受講者の皆さんには、申込の際に「ピアサポート活動の中で困ったことはありますか」というアンケートに協力していただきました。そこに記入していただいた内容を中心に、ピアサポートを実施する上で遭遇する場面をいくつか取り上げ、「あなたならどうしますか?」と受講者の皆さんに考えていただきました。事前講義でも視聴した「相手を大切にすること、自分を大切にすること」の中にある“バウンダリー”の側面にも触れながら、対応について考える時間となりました。

質疑応答・まとめ、閉会あいさつ

質疑応答

↑質疑応答

質疑応答・まとめ、閉会あいさつ

最後に質疑応答とまとめを行い、閉会のあいさつをして、閉会いたしました。

事前講義動画の視聴、1日間の集合研修と盛りだくさんのスケジュールの中での研修会開催となりましたが、盛会にて終えることができました。新型コロナウイルス感染対策を十分にとった上での研修会となり、準備と当日の運営には香川県健康福祉総務課の皆様と一緒に進め、多大な協力を賜りました。参加者の皆様、香川県健康福祉総務課の皆様、本当にありがとうございました。

2023/03/01 ピアサポート広報動画を作成しました

ピアサポート広報動画

ピアサポートとは「体験を共有し、ともに考える」ことを目的とし、がん患者さんやそのご家族などを支援していく活動のことをいいます。この事業は日本サイコロジー学会が患者団体等と連携し、がん患者さんに対して提供されるピアサポート体制の普及・強化を図ることを目指しています。

この事業で行ってきたピアサポートに関する講義を一部ご紹介します。ピアサポーターの養成研修は自治体やがん診療連携拠点病院、地域の患者団体等それぞれで行われています。ピアサポートに興味を持たれた方は自治体や地域で開催するピアサポーター養成研修会に参加してみてはいかがでしょうか。



ピアサポートとは-紹介動画(約2分)




相手を大切にすること、自分を大切にすること~バウンダリについて~-紹介動画(約3分10秒)




よりよいコミュニケーションのために-紹介動画(約1分30秒)




さらに学習したい方へ

この事業では、2021(令和2)年度にピアサポーター養成研修会で学習する講義を動画にしました。申し込みいただきますとインターネット上で講義の動画を見ることができます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。→お知らせ:ピアサポーター養成研修会の講義動画を作成いたしました。 動画視聴の申込はこちらから→ ピアサポーター養成研修 講義動画 視聴申込フォーム

2022/05/16 令和4年度 短期サポートグループワーキンググループ第1回会議を行いました。

短期サポートグループワーキンググループ 令和4年度第1回会議を行いました

令和4年5月16日、短期サポートグループワーキンググループでは、令和4年度第1回会議を行いました。

短期サポートグループワーキンググループでは、令和2年度から「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」を企画し開催してまいりました。今年度も同研修会を実施するため、年間のスケジュールや役割分担を確認いたしました。

この研修会は、令和2年度から3回開催し合計244名の方が修了されました。研修会では、サポートグループを運営するための知識やピアサポーターとの協働について学ぶことができ、研修会後半にはサポートグループをファシリテーションする技術についてもロールプレイを通して学ぶことができます。

また、この研修会を修了された方向けに実施するフォローアップ研修(仮称)について検討を開始しました。過去3回行ってきた研修の終了後のアンケートでは、「さらなるスキルアップをしたい」「他施設での取り組みをもっと知りたい」といった声を多くいただいておりました。そのような声にお応えできる研修になるよう、検討を進めてまいります。

「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」、「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会 修了者向けフォローアップ研修会(仮称)」の詳細が決まりましたら、当HP「研修会案内」にて案内いたします。がん診療連携拠点病院等でがんサロンなどののがんサポートグループの企画・運営や運営に関わる医療従事者の皆様の参加をお待ちしております。

研修会案内はこちら
「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」の開催の様子はこちらから
2022/03/11 令和3年度 改訂委員会第3回会議を行いました。

令和3年度 改訂委員会第3回会議を行いました。

令和4年3月11日、令和3年度 改訂委員会第3回会議を行いました。今回の会議では、1月29日長崎県がんピアサポーターフォローアップ研修会、2月12日栃木県ピアサポーター研修会、2月11日に行った「がんサポートグループ企画運営者のための研修会(令和3年度2回目)」の実施報告を行いました。

その後、都道府県行政・医療機関等への支援として行った、1月29日沖縄県との意見交換会についても実施報告を行いました。

そして前回の会議に続き、年度末に発行する事業報告書内での「わが国のがん医療においてピアサポーターを広く推進するための提言」について検討が行われました。3月末の発行に向け、今後も検討を進めてまります。

年度末に発行する事業報告書、また他の成果物については、2022年4月以降に委託事業HP「資料集」に掲載する予定です。興味・関心のある方はぜひご覧ください。


【ピアサポーター向け研修会、各都道府県との行政医療機関向けの研修会の様子は「事業活動」から確認できます】
2022年1月29日 長崎県がんピアサポーターフォローアップ研修会
2022年2月12日 栃木県がんのピア・サポート基礎研修
2022年2月12日 がんサポートグループ企画運営者のための研修会(令和3年度2回目)

2022/02/12 がんのピア・サポート基礎研修@栃木県を開催しました。

がんのピア・サポート基礎研修@栃木県を開催しました

令和4年2月12日、栃木県の皆さんとピアサポーター研修会を開催いたしました。ピアサポートに興味のあるがん体験者・家族の方、栃木県内の医療従事者、行政の方がWEBで参加し、 ピアサポートについて一緒に学びました。研修の様子をご紹介いたします。

研修会のタイムテーブル


時間 内容
13:30~13:40 15 開会のあいさつ・栃木県での取り組みの紹介
13:40~13:50 10 研修会紹介
13:50~14:25 25 ピアサポート基礎知識
14:25~14:50 25 先行事例の紹介
14:50~15:00 10 質疑応答
15:00~15:05 10 休憩
15:05~15:25 20 座談会
15:25~15:30 5 閉会のあいさつ

開会のあいさつ・栃木県の取り組みの紹介

栃木県から開会のあいさつ、そして栃木県の取り組みについて紹介がありました。

研修会紹介

委託事業で実施している事業について紹介しました。ピアサポーター向けに開催する「ピアサポーター養成研修会」、 がん診療連携拠点病院等の医療従事者向けに開催する「がんサポートグループ企画運営者のための研修会」のプログラムを紹介しました。


研修会の紹介

ピアサポート活動は、ピアサポーターだけで成り立つものではありません。 医療従事者の方も一緒に活動していけるよう、委託事業ではピアサポーター、医療従事者それぞれを対象とした研修をしています。医療従事者向けの「がんサポートグループ企画運営者のための研修会」は、WEBでも開催していますので全国どこからでも参加できます。医療者の皆様も研修に参加していただき、ピアサポーターと一緒に活動していく方法を学んでいければと嬉しく思います。

ピアサポート基礎知識

ピアサポートの基本的な知識について、3人の先生がリレー方式で紹介しました。 「ピアサポーターとは」「ピアサポーターの活動と役割」「バウンダリー」について、ピアサポートのエッセンスを凝縮して紹介しました。 詳しい内容は「ピアサポーター養成研修会」の中で学習していきます。参加された方の中には”ピアサポート”という言葉を初めて聞いた方もおられたかもしれません。 「ピアサポーターってこういうものなんだ」と知ってもらえたらうれしいです。


ピアサポーターの役割、活動 ピアサポートに役立つ会話のヒント

先行事例の紹介

日本赤十字社熊本健康管理センターの吉田先生から、都道府県の取り組みを紹介しました。熊本県では「がんサロンネットワークくまもと」を構成し熊本県全体で取り組みを進めていること、また事業で取り組みを支援している長崎県についても紹介させていただきました。「ピアサポーター」「医療従事者」「行政」が三位一体となって取り組みを進めることの大切さを知っていただければと思います。


都道府県ごとの取り組み

座談会

座談会では、栃木県行政・医療従事者・患者会の代表の方3名にも入っていただき、講義に関すること、ピアサポート全般について講師を交えてお話ししました。 ピアサポート活動をこれから進めていくうえでの「ルール作り」についてや、他都道府県の取組、研修を受講することの大切さなどをお話ししました。

閉会のあいさつ

栃木県から閉会のあいさつをし、会を終了しました。


ご参加いただいたがん体験者・家族のみなさま、栃木県内のがん診療連携拠点病院等からご参加いただいた医療従事者の皆様、栃木県のみなさま、ありがとうございました。ピアサポートについて知っていただく機会になりましたでしょうか。さらに深く勉強してみたいという方はぜひ「ピアサポーター養成研修」などを受講していただけたら嬉しく思います。今後、栃木県でのピアサポート活動が展開されるよう、引き続き協力をして参りたいと思います。

2022/02/11 がんサポートグループ企画・運営者のための研修会を開催しました。(令和3年度第2回)

がんサポートグループ企画・運営者のための研修会を開催しました。

令和4年2月11日 「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」を開催いたしました。この研修会は2021年2月2021年11月にも実施し、今回は3回目の開催です。今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響から、全面オンライン開催とし、全国から75名の医療者(相談支援センター職員、看護師、MSW、心理職、医師、薬剤師)の皆様に参加いただきました。研修会や配信の様子をご紹介いたします。


研修会の概要

この研修会で参加者の皆様には研修会前に自施設での取り組みを評価する「事前評価アンケート」に取り組んでいただきました。このアンケートをもとに参加者の皆様には「研修会での目標レベル」を事務局からお伝えし、目標意識を持ったうえで研修会に臨んでいただきました。

研修会当日は午前中に講義を行う【講義編】、午後にロールプレイ等を行う【実践編】に分けて行いました。


開会のあいさつ、オリエンテーション

10:00から大阪大学大学院 平井啓先生のオリエンテーションが始まりました。 この研修会を行うにあたっての背景や目的など、研修会の概要を説明いたしました。

平井啓先生によるオリエンテーション

講義編

10:15から講義がスタートしました。東京都立大学大学院 福井里美先生、日本赤十字社熊本健康管理センター吉田稔先生のお二人による講義です。大きく4つの項目に分けて講義を行いました。

福井里美先生による講義 吉田稔先生による講義

実践編

お昼休憩の後は実践編のスタートです。ロールプレイを始める前に、ファシリテーションの基本について、齋藤円先生(市立ひらかた病院)による講義で確認します。またこの講義では実際にサポートグループのイメージを持ってもらうため、デモンストレーション動画を供覧します。

ロールプレイのデモ動画ではグループの始め方、終わり方、話を受けて振る方法についてデモ動画を供覧して確認しました。

デモ動画視聴のあとは精巣腫瘍友の会J-TAGの古谷浩先生からロールプレイの説明です。6人ずつのグループに分かれ、ファシリテーター役、相談者役、ピアサポーター役を1人ずつ、残りの3人は観察者としてロールプレイを行います。

ロールプレイの説明

ロールプレイ

ロールプレイはZoomのブレークアウト機能を使って行いました。6人ずつの14グループに分かれ、各グループには運営スタッフの先生が1人ずつついています。WEBで参加している受講者のみなさんはZoomブレークアウト機能を使いロールプレイを行いました。

ロールプレイ

運営スタッフは大阪の会場からグループワークに参加し、ここに写っているスタッフ以外にも7名の運営スタッフが施設や自宅等から参加しロールプレイを進行しました。


難しい場面でのファシリテーション(解説&デモ)

6回のロールプレイのあとは、松向寺真彩子先生(市立豊中病院)の「難しい場面でのファシリテーション」についての講義を行いました。ここでもデモ動画を見て「話が長い参加者がいる場合」「沈黙」「個別性の高い質問をする参加者」への対応を学びました。


質疑・応答、閉会あいさつ

最後に質疑応答の時間です。グループディスカッション間に出た質問をこの時間で取り上げ、最後にこの研修会の総括を行った大阪大学大学院の平井啓先生から閉会のあいさつをし、会は閉会いたしました。


WEB配信の不備などがあり、参加者のみなさまにはご迷惑をおかけすることもあり申し訳ありませんでした。しかし皆様のおかげで、研修会が無事に終了することができ、また会終了後のアンケートには多くのご意見・ご感想を頂戴しました。ありがとうございました。この研修会の学びが各ご施設のサポートグループ活動の企画運営に生かされることを願っております。またこの研修会を行うため、当委託事業の委員会・ワーキンググループ以外の皆様からも、グループワーク運営のための協力を賜りました。


この研修会は2021年2月、2021年11月、そして2022年2月の3回行い、合計244名の方が修了されました。令和4(2022)年度も開催予定です。申し込みが始まりましたら「研修会案内」に掲載いたします。がんサポートグループの企画や運営に携わる医療従事者の皆様の参加をお待ちしております。

  2022/02/09 令和3年度 ピア養成研修ワーキンググループ第4回会議を行いました。

令和3年度 ピア養成研修ワーキンググループ第4回会議を行いました。

令和4年2月9日、令和3年度 ピア養成研修ワーキンググループ第4回会議を行いました。今回の会議では、2月12日と栃木県と行うピアサポーター研修会について最終確認、そしてピアサポーター養成研修会をオンラインで行う際の留意点について、フォローアップ研修会の開催マニュアルについて検討を行いました。


新型コロナウイルスの拡大により、ピアサポーター養成研修会などの研修を対面で行うのが難しくなってしまいました。そこでこのワーキンググループでは、オンラインでもこれらの研修ができるように、令和元年度に作成した「ピアサポーター養成研修会開催マニュアル」に、オンラインで行う際の留意点を追加しました。


また、ピアサポーターフォローアップ研修会についても「どんなプログラムで実施したらよいか」といったお問い合わせをいただくことから、フォローアップ研修を実施する際のマニュアルを作成しました。「フォローアップ研修会マニュアル」では対面・オンラインどちらであっても実施できるように留意点をまとめています。それぞれの地域の状況に合わせ開催できるよう、プログラムを組み合わせて利用してもらうことを目的とし作成いたしました。


ピアサポート活動を展開していきたいとき、プログラムの見直しをしたいときなどにこれらの資材を活用いただけたらと思います。HPの「資料集」からダウンロード、印刷しご活用ください。

※「ピアサポーター養成研修会開催マニュアル」「フォローアップ研修会開催マニュアル」は近日中にダウンロードできるように準備しています。更新まで少々お待ちください。


ワーキングメンバーはこちらから
資料集はこちらから

2022/01/29 フォローアップ研修会@長崎県を開催しました。

長崎県フォローアップ研修会を開催いたしました

令和4年1月29日、長崎県にてピアサポーターフォローアップ研修会を開催いたしました。令和2(2020)年11月にピアサポーター養成研修会を受けたみなさんと、ピアサポーターに必要なスキルを一緒に学習しました。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、受講者・講師が全員WEBで参加し実施しました。研修の様子をご紹介いたします。

フォローアップ研修会のタイムテーブル


時間 内容
13:00~13:05 5 開会のあいさつ・オリエンテーション
13:05~13:30 25 ピアサポート基礎知識の復習
13:30~15:20 110 事例検討
15:20~15:30 10 休憩
15:30~16:40 70 自分の体験を語る
16:40~17:00 20 まとめ・閉会のあいさつ

開会のあいさつ・オリエンテーション

日本赤十字社熊本健康管理センター所長の吉田稔先生による、開会のあいさつとオリエンテーションです。 この研修会の目的や今日の運営に関わる講師・スタッフを紹介しました。


講義開始

ピアサポーター基本知識復習

広島大学病院 倉田明子先生によるピアサポーター基本知識復習の講義です。約1年前に学習した基本事項を確認しました。


バウンダリーについて

事例検討

次に事例検討のセッションです。各グループにピアサポーター、長崎県の医療者のみなさん、講師が分かれます。「○○歳、△△がんの方がピアサポーターに相談に来た」という架空の事例について、どのように話を聴くか、気持ちに寄り添うかといったことをグループごとに検討しました。グループでの検討では、ピアサポーターの方が議論に集中できるよう、医療者の方に書記を担当していただきました。


事例検討

グループごとに検討した後、全体で共有をしました。WEBの「画面共有機能」を使い書記の方が記録したメモを提示しながら、ピアサポーター代表1名がグループでの話し合いを発表しました。

自分の体験を語る

最後に「テーマを決めた自分の体験を語る」のセッションです。昨年度実施した養成研修では自分の体験を自由に3分間で語っていただきましたが、今回は「テーマを決めて1分間で」話していただきました。提示された9つのテーマから、自分で話したいことを選んで語っていただきました。1分間は長かった・短かった、いかがだったでしょうか。

まとめ・閉会のあいさつ

この研修会の総括を行った都立駒込病院の秋月伸哉先生からこの研修会のまとめ、閉会のあいさつをして終わりました。最後にWEBの画面を通して集合写真を撮影いたしました。


新型コロナウイルスの状況の元ではありましたが、WEBを使って皆様と学びを深めることができました。ご参加いただいた長崎県のピアサポーターのみなさま、長崎県がん診療連携協議会相談支援部門の皆様、長崎県医療政策課のみなさま、ありがとうございました。今後長崎県でのピアサポート活動がさらに展開されるよう、引き続き協力して参りたいと思います。

2022/01/14 令和3年度 短期サポートグループワーキンググループ第5回会議を行いました。

短期サポートグループワーキンググループ 令和3年度第5回会議を行いました

令和4年1月14日、短期サポートグループワーキンググループでは、令和4年度第5回会議を行いました。

今回の会議では、2月11日に開催する「がんサポートグループ企画運営者のための研修会」実施に向けて募集状況、会場設営等の準備状況の共有を行い、回答回収中の事前評価アンケートから今回の受講者の背景などの途中経過を共有し、ロールプレイやグループワークに向けた準備を行いました。

また1月に行われた改訂委員会の議事を踏まえ、次年度以降の計画についても検討しました。全国のがん診療連携拠点病院等で、サポートグループやピアサポート活動がさらに展開されるよう、ワーキンググループでも活動を続けていきたいと思います。

研修会案内はこちら
2021年2月11日開催「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」の様子はこちら
2021年11月3日開催「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」の様子はこちら
ワーキンググループのメンバーはこちら
2022/01/12 令和3年度 改訂委員会第2回会議を行いました。

令和3年度 改訂委員会第2回会議を行いました。

令和4年1月12日、令和3年度 改訂委員会第2回会議を行いました。今回の会議では、1月29日に行う長崎県がんピアサポーターフォローアップ研修会、2月12日栃木県と行うピアサポーター研修会、2月11日に行う「がんサポートグループ企画運営者のための研修会(令和3年度2回目)」について、ワーキンググループの代表から準備報告がなされました。

その後、都道府県行政・医療機関等への支援として、11月16日香川県、12月17日栃木県と行った行政医療機関向けの研修会の報告、これらの研修に参加した先生から感想や意見をもらい、支援状況の共有を行い、そして年度末に発行する事業報告書内での「わが国のがん医療においてピアサポーターを広く推進するための提言」について検討がなされました。

年度末に発行する事業報告書、また他の成果物については、2022年4月以降に委託事業HP「資料集」に掲載する予定です。興味・関心のある方はぜひご覧ください。

各都道府県との行政医療機関向けの研修会は「事業活動」から確認できます。
11月16日 香川県 がんピアサポート研修会
12月17日 栃木県 ピアサポーター養成に係る医療従事者・行政関係者研修会

2021/12/15 令和3年度 ピア養成研修ワーキンググループ第3回会議を行いました。

令和3年度 ピア養成研修ワーキンググループ第3回会議を行いました。

令和3年12月15日、令和3年度 ピア養成研修ワーキンググループ第3回会議を行いました。今回の会議では、2022年1月に長崎県と行うがんピアサポーターフォローアップ研修会、2月に栃木県と行うピアサポーター研修会のプログラムについて検討しました。


長崎県行政の皆さんとは9月ごろから研修に向け話し合いを進めてきました。フォローアップ研修会では、「講義」「事例検討」「テーマを決めた自分の体験を語る」を取り上げた半日間の研修を行うこととし、ワーキングメンバーで講義の分担、スライド作成についての確認を行い、今後各自で作業をしながらメールで共有していくことを確認いたしました。


2月に行う栃木県のピアサポーター研修会では、約2時間でピアサポーターの入門となるような研修を準備するにあたり、ピアサポーター養成研修会の紹介や、ピアサポーターの基本的な知識をまとめたもの、他都道府県の取組を紹介することを検討しました。今後も栃木県行政のみなさんと相談しながら準備を進めてまいります。


ワーキングメンバーはこちらから
事業報告書は「資料集」から読むことができます

2021/11/01 令和3年度 ピア養成研修ワーキンググループ第2回会議を行いました。

令和3年度 ピア養成研修ワーキンググループ第2回会議を行いました。

令和3年11月1日、令和3年度 ピア養成研修ワーキンググループ第2回会議を行いました。今回のピア養成研修WG会議では、フォローアップ研修会のプログラムについて、具体的な内容について意見交換, 検討を行いました。

昨年度(令和2年度)に作成した事業報告書内でピアサポーターフォローアップ研修に含まれていることが望ましい要素を挙げています。

  • 講義
  • ロールプレイ
  • 事例検討
  • テーマを決めた「自分の体験を語る」

これらのプログラムについて、具体的にどのような手順で進めるかなどについて検討いたしました。

今年度も都道府県行政・医療機関と協力し、ピアサポーター養成研修会・フォローアップ研修会研修会を実施していく予定です。全国各地でピアサポーターが活躍できるよう、各地の取り組みを継続して支援してまいります。

ワーキングメンバーはこちらから
事業報告書は「資料集」から読むことができます

2021/09/15 令和3年度 ピア養成研修ワーキンググループ第1回会議を行いました。

令和3年度 ピア養成研修ワーキンググループ第1回を行いました。

令和3年9月15日、令和3年度 ピア養成研修ワーキンググループ第1回会議を行いました。

厚生労働省委託事業「がん総合相談に携わる者に対する研修事業」は平成30年度から事業が開始され、今年度で4年目を迎えました。改訂委員会の下に「ピア養成研修ワーキンググループ」と「短期サポートグループワーキンググループ」の2つのワーキンググループがあります。

ピア養成研修ワーキンググループは、ピアサポーター養成研修会のプログラムの改訂作業、プログラム(研修会)の実施を行ってまいりました。令和元年度からは、この改訂プログラムでのピアサポーター養成研修を三重県、長崎県と一緒に実施してまいりました。

三重県ピアサポーター養成研修会(2021年2月)

長崎県ピアサポーター養成研修会(2021年11月)

今回のピア養成研修WG会議では、年間の予定を確認した上、オンラインでピアサポーター養成研修会をするときの課題、フォローアップ研修会のプログラムの具体化について意見交換をしました。

今年度も都道府県行政・医療機関と協力し、ピアサポーター養成研修会・フォローアップ研修会を実施していくことを確認しました。全国各地でピアサポーターが活躍できるよう、各地の取り組みを継続して支援してまいります。

ワーキングメンバーはこちらから

2021/12/07 ピアサポーター養成に係る医療従事者・行政関係者研修会@栃木県を開催しました。

栃木県 ピアサポーター養成に係る医療従事者・行政関係者研修会を開催いたしました。

令和3年12月28日、栃木県 保健医療介護部 がん感染症疾病対策課のお声掛けのもと、栃木県内のがん診療連携拠点病院の職員の皆様、栃木県内の市・町のがん対策係の皆様、計64名に参加いただき、「栃木県 ピアサポーター養成に係る医療従事者・行政関係者研修会」を開催いたしました。


当委託事業から3名の委員が出席し、ピアサポートの基礎知識、行政の役割、がん診療連携拠点病院の役割を講義いたしました。


講義のあとは質疑応答と情報交換の時間を設け、「院内でピアサポート、ピアサポーターを周知していくための工夫」「ピアサポーターへのメンタル面のサポート方法」についてや、栃木県内でのピアサポーター養成について、活発な意見交換・情報交換がなされました。


栃木県でのピアサポート活動が充実されるよう、委託事業では今後も協力をしてまいります。ご参加いただいた栃木県のみなさま、ありがとうございました。

国立がん研究センター若尾文彦先生による 行政の役割に関する講義

北里大学病院集学的がん診療センター佐々木治一郎先生による がん診療連携拠点病院等の役割に関する講義

2021/10/25 令和3年度 短期サポートグループワーキンググループ第4回会議を行いました。

短期サポートグループワーキンググループ 令和3年度第4回会議を行いました

令和3年10月25日、短期サポートグループワーキンググループでは、令和3年度第4回会議を行いました。このワーキンググループでは、11月3日に開催する「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」に向け、企画・運営を行っています。

今回の会議では、11月3日研修会の会場設営などの準備状況の報告を事務局から行った後、研修会前の事前アンケートを集計する”評価班”から受講者背景の共有を行いました。また研修会当日の午前に行う「講義編」、午後に行う「実践編」について、それぞれの作業班から講義スライドの修正状況を報告いたしました。

今回の研修会は新型コロナウイルス感染拡大の状況次第では、全面WEBに切り替えて開催することも視野に入れておりましたが、幸いにも感染状況が落ち着いていることから、当初の予定通り東京秋葉原の会場にてハイブリッド形式で行うこととなりました。受講される皆様にとって、よい学びの場となるように引き続き準備を進めて参ります。


研修会案内はこちら
2021年2月11日開催「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」の様子はこちら
ワーキンググループのメンバーはこちらから

2021/09/14 令和3年度 短期サポートグループワーキンググループ第3回会議を行いました。

短期サポートグループワーキンググループ 令和3年度第3回会議を行いました

令和3年9月14日、短期サポートグループワーキンググループでは、令和3年度第3回会議を行いました。

今回の会議では、11月3日の研修会実施に向けて募集状況、会場設営等の準備状況の共有、講義用スライドの修正箇所の確認を行いました。また2021年2月に同研修会を受講された方へ行った半年後追跡アンケートの結果共有を行いました。

2021年2月研修会受講者の皆様への追跡アンケートでは、研修受講後のがんサポートグループの開催状況や現在の自己評価などを尋ねました。新型コロナウイルス対策で対面形式でのサポートグループが開催できない状況が続いていましたが、オンラインなどの方法で開催しているというグループが増えてきていることが確認できました。また、受講者の方の自己評価について、研修前・研修後・半年後の自己評価の平均点を比べると、研修会直後より平均点は下がってしまったものの、研修会前よりは高い状態を維持できていると確認できました。

追跡アンケートでも多くのご意見を頂戴しました。今後開催する研修会にも、声が反映できるように取り組んでいきたいと思います。また追跡アンケートにご回答いただきました皆様に心より御礼申し上げます。


研修会案内はこちら
2021年2月11日開催「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」の様子はこちら
ワーキンググループのメンバーはこちらから

2021/11/03 がんサポートグループ企画・運営者のための研修会を開催しました。(令和3年度第1回)

令和3年度 がんサポートグループ企画・運営者のための研修会 を開催しました。


令和3年11月3日 「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」を開催いたしました。この研修会は2021年2月にも実施し、今回は2回目の開催です。また今回はハイブリッド方式をとり、東京秋葉原の会場参加とオンライン参加の両方で受講者を募集し、全国から86名の医療者(相談支援センター職員、看護師、MSW、心理職、医師、薬剤師)の皆様に参加いただきました。 研修会や配信の様子をご紹介いたします。
会場の様子
秋葉原の会場の様子です。講義の様子をWEBでも配信します。

~研修会の概要~

この研修会で参加者の皆様には研修会前に自施設での取り組みを評価する「事前評価アンケート」に取り組んでいただきました。このアンケートをもとに参加者の皆様には「研修会での目標レベル」を事務局からお伝えし、目標意識を持ったうえで11月3日の研修会に臨んでいただきました。

~当日のプログラム~

今回の研修会は午前中に講義を行う【講義編】、午後にロールプレイ等を行う【実践編】に分けて行いました。

~開会のあいさつ、オリエンテーション~

10:00から大阪大学大学院 平井啓先生のオリエンテーションが始まりました。 この研修会を行うにあたっての背景や目的など、研修会の概要を説明いたしました。

~講義編~

10:15から講義がスタートです。日本赤十字社熊本健康管理センター吉田稔先生、東京都立大学大学院 福井里美先生のお二人による講義です。

大きく4つの項目に分けて講義を行いました。

  • がん患者に対する心理社会的支援の必要性
  • がんサポートグループの方法論
  • ピアサポーターとの協働
  • ピア・サポート体制 都道府県の現状

~お昼休み~

午後の実践編で行うロールプレイに備え、お昼休み中には相談者の背景を考えていただきました。

~実践編~

お昼休憩の後は実践編のスタートです。ロールプレイを始める前に、ファシリテーションの基本について、齋藤円先生(市立ひらかた病院)による講義で確認します。またこの講義では実際にサポートグループのイメージを持ってもらうため、デモ動画を放送しました。

サポートグループのデモンストレーション

ロールプレイのデモ動画ではグループの始め方、終わり方、話を受けて振る方法についてデモ動画を供覧して確認しました。

デモ動画視聴のあとは精巣腫瘍友の会J-TAGの古谷浩先生からロールプレイの説明です。6人ずつのグループに分かれ、ファシリテーター役、相談者役、ピアサポーター役を1人ずつ、残りの3人は観察者としてロールプレイを行います。

~ロールプレイ~

ロールプレイはZoomのブレークアウト機能を使って行いました。6人ずつの15グループに分かれ、各グループには運営スタッフの先生が1人ずつついています。WEBで参加している受講者のみなさんはZoomブレークアウト機能を使って、現地の秋葉原会場にいらっしゃる受講者の方は会場にてロールプレイを行いました。

運営スタッフは東京の会場にてグループワークを行いました。ここに写っている以外にも7名の運営スタッフが施設や自宅等から参加しロールプレイを進行しました。

~難しい場面でのファシリテーション(解説&デモ)~

6回のロールプレイのあとは、松向寺真彩子先生(市立豊中病院)の「難しい場面でのファシリテーション」についての講義を行いました。ここでもデモ動画を見て「話が長い参加者がいる場合」「沈黙」「個別性の高い質問をする参加者」への対応を学びました。

~質疑・応答、閉会あいさつ~

最後に質疑応答の時間です。グループディスカッション間に出た質問をこの時間で取り上げました。ファシリテーターとして参加していただいた先生方にも質問に答えていただきました。

最後に厚生労働省健康局 がん疾病対策課の乾様からのご挨拶、この研修会の総括を行った大阪大学大学院の平井啓先生から閉会のあいさつをし、会は閉会いたしました。


WEB配信の不備などがあり、参加者のみなさまにはご迷惑やご心配をおかけすることもあり申し訳ありませんでした。しかし皆様のおかげで、研修会が無事に終了することができ、また会終了後のアンケートには多くのご意見・ご感想を頂戴しました。本当にありがとうございました。

またこの研修会を行うため、当委託事業の委員会・ワーキンググループ以外の皆様からも、グループワーク運営のための協力を賜りました。この場を借りて御礼申し上げます。

この研修会の学びが各ご施設のサポートグループ活動の企画運営に生かされることを願っております。

2021/08/20 令和3年度 改訂委員会第1回会議を行いました。

令和3年度 改訂委員会 第1回会議を行いました。

厚生労働省委託事業「がん総合相談に携わる者に対する研修事業」は平成30年度から事業が開始され、今年度で4年目を迎えました。改訂委員会は養成研修のプログラムの改訂、地域ごとのニーズ把握・現状評価、及び地域での取り組みの持続の可能性の検証などを行ってきています。

また改訂委員会の下に「ピア養成研修ワーキンググループ」「短期サポートグループワーキンググループ」があり、委員会、ワーキンググループで役割分担をして事業を進めています。

今回の改訂委員会 第1回会議では、年間の事業方針、2つのワーキンググループの事業方針を確認し、これまで実施してきた都道府県が実施するピアサポート事業の継続的な支援について意見交換を行いました。

これまで都道府県行政・医療機関と意見交換会や、行政・医療者向けにピアサポートについて知ってもらう研修会を開いてまいりました。今年度も各地域の取り組みを継続して支援してまいります。

改訂委員会のメンバーはこちらから

2021/06/26 令和3年度 短期サポートグループワーキンググループ第2回会議を行いました。

短期サポートグループワーキンググループ 令和3年度第2回会議を行いました

令和3年6月28日、短期サポートグループワーキンググループでは、令和3年度第2回会議を行いました。

このワーキンググループでは、今年度も「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」の企画・運営を行います。今回の会議では、11月3日の研修会実施に向けたスケジュール、会場設営等中心に確認し、それぞれで講義やグループワークの準備を行っていくことを確認しました。

この研修会では、サポートグループを運営するための知識やピアサポーターとの協働について学ぶことができ、研修会後半にはサポートグループをファシリテーションする技術についてもロールプレイを行い体験することができます。今年度は2回開催予定です。参加者のみなさまがこの研修会でよりよい学びが得られるよう、引き続き研修会の準備を行ってまいります。興味のある医療従事者の方の参加をお待ちしております。

研修会案内
2021年2月11日開催「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」の様子はこちらから
ワーキンググループのメンバーはこちらから

2021/06/08 令和3年度 短期サポートグループワーキンググループ第1回会議を行いました。

短期サポートグループワーキンググループ 令和3年度第1回会議を行いました

令和3年6月8日、短期サポートグループワーキンググループでは、令和3年度の第1回会議を行いました。


当委託事業では、改訂委員会の下に「ピア養成研修ワーキンググループ」と「短期サポートグループワーキンググループ」の2つのワーキンググループがあります。短期サポートグループワーキンググループは、行政・医療機関へ心理社会的支援の全体像をに関する情報提供を行うため編成されました。このワーキンググループでは昨年度からがん診療連携拠点病院等の職員を主な対象にした「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」を実施しております。同研修会を今年度も実施するため、今回の会議では年間のスケジュールや役割分担を確認いたしました。

2021年2月11日に開催した「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」では、拠点病院等でがん相談支援に関わる医療従事者90名の方に参加していただきました。 今年度も募集が始まる際には、当HPの「研修会案内」にて案内をいたします。

この研修会では、サポートグループを運営するための知識やピアサポーターとの協働について学ぶことができ、研修会後半にはサポートグループをファシリテーションする技術についてもロールプレイの中で体験することができます。
参加者のみなさまがこの研修会でよりよい学びが得られるよう、研修会の準備を行ってまいります。


2021年2月11日開催「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」の様子はこちらから
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2021/11/16 がんピア・サポート医療従事者向け研修会@香川県を開催しました。

香川県 がんピアサポート研修会を開催いたしました

令和3年11月16日、香川県内の医療従事者、行政の皆様と一緒に「香川県 がんピアサポート医療従事者向け研修会」を実施しました。3名の先生からの講演後、情報交換・意見交換の時間を設けました。

講演1:ピアサポートについて

国立がん研究センター精神腫瘍開発分野の小川朝生先生から、「ピアサポートについて」という題名で、ピアサポートについてや、委託事業の取り組みを紹介しました。

講演2:ピアサポートの現状と課題~患者団体の立場より~

「ピアサポートの現状と課題~患者団体の立場より~」と題し、愛媛がんサポートおれんじの会の松本陽子さんから団体の取り組みなどをご紹介いただきました。

講演3:がん診療連携拠点病院でのピアサポーターの活動事例、ピアサポートの推進における医療機関の役割

最後に北里大学病院の佐々木治一郎先生から、医療機関におけるピアサポート活動について、実際の取り組みなどをご紹介いただきました。

情報交換・意見交換会

講演が修了した後、出席者同士で情報交換を行いました。事前に香川県でアンケートを取っていただき、結果を共有していただきました。また講演の内容での質疑応答、普段の相談支援活動の中などでの困りごとなどについても取り上げ、講師からの助言、医療機関同士での情報交換を行いました。


ご参加いただきました香川県の皆様、香川県内がん診療連携拠点病院等からご参加いただいた医療従事者の皆様、ありがとうございました。今後も香川県でのピアサポート活動が展開されるよう、引き続き協力をして参りたいと思います。

2021/08/10 意見交換会@栃木県を開催しました。

意見交換会@栃木県を開催しました。

令和3年8月10日、WEB上で栃木県との意見交換会を開催いたしました。栃木県庁のから2名、当委託事業からは1名の委員が出席し、ピア・サポーター養成について、ピア・サポート活動とがん診療連携拠点病院等との連携の在り方などについて、意見交換を行いました。


委託事業では、各地域でピア・サポート活動が普及されていくよう、行政や医療機関との意見交換会や説明会・勉強会などを実施し各自治体の取り組みのお手伝いをさせていただいております。今後、栃木県との取り組みへ協力していくことを確認しました。


ご出席いただきました栃木県庁のみなさま、ありがとうございました。

2021/03/04 令和2年度 短期サポートグループワーキンググループ第9回会議を行いました。

令和2年度 短期サポートグループワーキンググループ第9回会議を行いました。

令和3(2021)年3月4日、短期サポートグループワーキンググループでは、令和2年度第9回会議を行いました。このワーキンググループでは、2021年2月11日に「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」を開催いたしました。今回の会議では、研修会当日の反省、研修会後に集計したアンケート結果の共有を行いました。


この研修会では、研修会の前に「事前評価アンケート」、研修会終了後に「事後アンケート」の2つのアンケートを行いました。「事前評価アンケート」では参加者自身のプロフィールや自施設のがんサポートグループの構造や機能、自己の行動などの主観的評価を、「事後アンケート」ではサポートグループの理解度やファシリテーターとしての効力感などを「非常にそう思う」「とてもそう思う」「ややそう思う」「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」の五件法で尋ねました。


事後アンケートの結果、事前評価アンケートでも尋ねた対象者のサポートグループに対する知識や自己効力感について、すべての項目の平均値が有意に上昇しました。このうち「ファシリテーターの役割を理解」「ピア・サポーターとの協働の理解」「サポートグループ運営の自己効力感」の3項目については効果量が大きく、研修会の目的が十分達成されたと考えられます。


その他にも、研修会全体を通した反省等を共有いたしました。

研修会へご参加いただいた皆様にはアンケート等で多くの評価やご意見をいただきました。この場を借りて厚く感謝申し上げます。来年度も同じ研修会を開催する予定です。改善を図りよりよい研修会となるよう今後も努力して参ります。


※研修会の事後アンケートの結果は「令和2年度 事業報告書」で確認することができます。

「令和2年度 事業報告書」はこちら(資料集のページにリンクします)

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2021/01/29 令和2年度 短期サポートグループワーキンググループ第8回会議を行いました。

令和2年度 短期サポートグループワーキンググループ第8回会議を行いました。

令和3(2021)年1月29日、短期サポートグループワーキンググループでは、令和2年度第8回会議を行いました。

短期サポートグループワーキンググループでは、2021年2月11日に開催する「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」に向けて準備を進めています。この研修会は2020年12月22日から2021年1月25日に参加申し込みを行い、この会議では参加者の背景情報、事前評価アンケートの回答状況、ロールプレイのグループ分けの状況を共有しました。今回の研修会は約90名の方に参加していただく予定です。

また「講義編」「実践編」で作成している講義スライドを確定し、参加者の皆様に配布する準備を始めました。

研修会まであと10日となり、準備が立て込んできました。参加者の皆様に「参加してよかった」と思える研修会となるよう、ワーキンググループ員一同準備を進めて参ります。

2021/01/21 令和2年度 短期サポートグループワーキンググループ第7回会議を行いました。

令和2年度 短期サポートグループワーキンググループ第7回会議を行いました。

令和3(2021)年1月11日、短期サポートグループワーキンググループでは、令和2年度第7回会議を行いました。

短期サポートグループワーキンググループでは、2021年2月11日に開催する「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」に向けて準備を進めています。 前回12月28日の第6回会議で出された意見をもとに各自でスライド修正作業を進めており、今回の会議では前回からの変更点、修正状況の共有を行いました。 また「実践編」で行うロールプレイのシナリオ、ローテーションや進め方の確認、当日の研修会終了後に行うアンケートについて検討を行いました。

研修会まであと1カ月となりました。よりよい研修会が開催できるよう、準備を進めてまいります。


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2020/12/28 令和2年度 短期サポートグループワーキンググループ第6回会議を行いました。

令和2年度 短期サポートグループワーキンググループ第6回会議を行いました。

令和2年(2020年)12月28日、短期サポートグループワーキンググループでは、令和2年度第6回会議を行いました。

短期サポートグループワーキンググループでは、2021年2月11日に開催する「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」に向けて準備を進めています。 今回の会議では、令和2年12月18日に行われた改訂委員会会議で示された意見を反映、また各作業班(事前評価班、講義班、実践班)の講義スライドの作成状況を共有し、意見を出し合いました。

研修会まであと1カ月半です。よりよい研修会が開催できるよう、ワーキンググループ員一同で準備を進めてまいります。


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2021/07/28 がん患者に対するピアサポート勉強会@福岡県を開催しました。

がん患者に対するピアサポート勉強会@福岡県を開催しました。

令和3年7月28日、福岡県の皆様と「がん患者に対するピアサポート勉強会」を開催いたしました。

福岡県庁 保健医療介護部 がん感染症疾病対策課のお声掛けのもと、福岡県内のがん診療連携拠点病院の職員の皆様、がん・バッテン・元気隊の皆様、計29名にご参加いただきました。 当委託事業から3名の委員が出席し、ピアサポートの基礎知識、行政の役割、がん診療連携拠点病院の役割を講義いたしました。講義のあとは質疑応答の時間を設け、「オンラインでピアサポートを行う際の注意点は?」「拠点病院のサロン以外でのピアサポーターの活動場所はありますか?」といった質問に3名の委員から回答を行い、勉強会を閉じました。

福岡県でのピアサポートがより充実されるよう委託事業では今後も協力をしてまいります。ご参加いただいた福岡県のみなさま、ありがとうございました。


国立がん研究センター若尾文彦先生によるピアサポートの基礎知識、行政の役割に関する講義
北里大学病院集学的がん診療センター佐々木治一郎先生によるがん診療連携拠点病院の役割に関する講義
2021/08/11 意見交換会@高知県を開催しました。

意見交換会@高知県を開催しました。

令和3年8月11日、WEB上で高知県との意見交換会を開催いたしました。高知県から2名、当委託事業からは2名の委員が出席し、「ピア・サポートについて」を委員から説明した後、ピア・サポート活動のあり方について、がん診療連携拠点病院等との連携の在り方などについて、意見交換や質疑応答を行いました。

委託事業では各地域でピア・サポート活動が普及されていくよう、行政・医療者との意見交換会や説明会などを実施し各自治体の取り組みを支援しております。今後も継続して支援させていただきたいと思います。

ご出席いただきました高知県のみなさま、ありがとうございました。

2020/10/10 令和2年度 短期サポートグループワーキンググループ第5回会議を行いました。

令和2年度 短期サポートグループワーキンググループ第5回会議を行いました。

令和2年10月10日、短期サポートグループワーキンググループでは、令和2年度第5回会議を行いました。

短期サポートグループワーキンググループでは、2021年2月11日に開催する「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会(仮称)」に向けて準備を進めています。 今回の会議では、前回の第4回会議(9月28日開催)で各自が提案した講義スライドを整理したものを共有し、内容の精査を進めました。

2021年2月の開催に向け、今後も準備を進めてまいります。


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2020/09/28 令和2年度 短期サポートグループワーキンググループ第4回会議を行いました。

令和2年度短期サポートグループワーキンググループ第4回会議を行いました。

令和2年9月28日、短期サポートグループワーキンググループでは、令和2年度第4回会議を行いました。 今回の会議では、短期サポートグループワーキンググループで開催する「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会(仮称)」の運営に向けてプログラムの検討を行いました。 この研修会で「事前評価編」「講義編」「実践編」の3部に分け、それぞれのパートでどのような講義を行うかを検討しました。

また研修会の日時、おおよその時間割や参加人数を決定し、研修会が徐々に具体的になってきました。 2021年2月の開催に向け、今後も準備を進めてまいります。


ワーキングのメンバーはこちら 2021/03/26 令和2年度 改訂委員会第3回会議を行いました。

第3回改訂委員会 を開催しました。

令和3年2月26日、改訂委員会 令和2年度第3回会議を行いました。

今回の改訂委員会では、2021年2月11日に実施された「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」(運営:短期サポートグループワーキンググループ)の開催報告を行いました。この研修会には改訂委員会のメンバーにも運営に協力していただきましたので、各委員からも当日の感想や反省点などを共有しました。

また、1~2月に行ったピアサポートに関するニーズ調査についても結果の報告、年度末に発行する事業報告書の作成についても意見を出し合いました。

ニーズ調査の結果は、年度末に発行いたしました「令和2年度事業報告書」内で紹介しています。

事業報告書はこちらから確認できます(資料集のページにリンクします)。 興味のある方は是非ご覧ください。

2021/03/01 がんサポートグループ企画・運営者のための研修会を開催しました。

がんサポートグループ企画・運営者のための研修会 を開催しました。

令和3年2月11日 「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」を開催いたしました。今回は新型コロナウイルス拡大の影響から、全面WEBでの開催いたしました。全国から90名の医療者(相談支援センター職員、看護師、MSW、心理職、医師、薬剤師)の皆様に参加いただき、盛会にて終わりました。

今回、参加者の皆様は各ご施設や自宅からWEBで参加していただきましたが、この研修会を運営するスタッフは東京の会場に集まり配信を行いました。ここでは研修会や配信の様子を紹介いたします。

~研修会の概要~

この研修会で参加者の皆様には研修会前に自施設での取り組みを評価する「事前評価アンケート」に取り組んでいただきました。このアンケートをもとに参加者の皆様には「研修会での目標レベル」を事務局からお伝えし、目標意識を持ったうえで2月11日の研修会に臨んでいただきました。

~当日のプログラム~

今回の研修会は午前中に講義を行う【講義編】、午後にロールプレイ等を行う【実践編】に分けて行いました。

~開会のあいさつ、オリエンテーション~

10:00から大阪大学大学院 平井啓先生のオリエンテーションが始まりました。
この研修会を行うにあたっての背景や目的など、研修会の概要を説明いたしました。

~講義編~

10:15から講義がスタートです。日本赤十字社熊本健康管理センター吉田稔先生、東京都立大学大学院 福井里美先生のお二人による講義です。

大きく3つの項目に分けて講義を行いました。

  • がん患者に対する心理社会的支援の必要性
  • がん患者に対する心理社会的支援の方法
  • ピアサポーターとの協働

~実践編~

お昼休憩の後は実践編のスタートです。ロールプレイを始める前に、ファシリテーションの基本について、齋藤円先生(市立ひらかた病院)による講義で確認します。またこの講義では実際にサポートグループのイメージを持ってもらうため、デモ動画を放送しました。
ロールプレイのデモ動画ではグループの始め方、終わり方、話を受けて振る方法についてデモ動画を供覧して確認しました。
デモ動画視聴のあとは精巣腫瘍友の会J-TAGの古谷浩先生からロールプレイの説明です。
6人ずつのグループに分かれ、ファシリテーター、参加者役、ピアサポーター役が1人ずつ、残りの3人は観察者としてロールプレイを行います。参加者の皆様には、昼休みの間に患者の背景を考えていただきロールプレイに臨んでいただきました。
ロールプレイはZoomのブレークアウト機能を使って行いました。15グループに分かれ、各グループにはファシリテーターの先生が1人ずつついています。
写真左上から時計回りに市原香織先生、山田麻記子先生、斎藤円先生、福井里美先生のグループワークの様子です。東京の会場ではマスク着用の上距離を保ちながら、それぞれのパソコンからロールプレイのファシリテーションを行いました。

~難しい場面でのファシリテーション(解説&デモ)~

6回のロールプレイのあとは、松向寺真彩子先生(市立豊中病院)の「難しい場面でのファシリテーション」についての講義を行いました。ここでもデモ動画を見て「話が長い参加者がいる場合」「沈黙」「個別性の高い質問をする参加者」への対応を学びました。

~質疑・応答、閉会あいさつ~

最後に質疑応答の時間です。午前中の講義でチャットに投稿のあった質問、グループディスカッションでの質問をこの時間で取り上げました。ファシリテーターとして参加していただいた先生方にも質問に答えていただきました。

最後に国立がん研究センター東病院の小川朝生先生から閉会のあいさつをし、会は閉会いたしました。

WEB配信の不備などがあり、参加者のみなさまにはご迷惑やご心配をおかけすることもあり申し訳ありませんでした。しかし皆様のおかげで、研修会が無事に終了することができ、また会終了後のアンケートには多くのご意見・ご感想を頂戴しました。本当にありがとうございました。この研修会の学びが各ご施設のサポートグループ活動の企画運営に生かされることを願っております。

2021/02/28 ピアサポーター養成研修会講義動画を作成いたしました。

ピアサポーター養成研修会の講義動画を作成いたしました。

厚生労働省委託事業「がん総合相談に携わる者に対する研修事業」では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、参加者が会場に集まって講義等を受ける集合研修の実施が難しくなる状況を鑑み、ピアサポーター養成研修会を一部講義動画に収録し、広く活用していただくことといたしました。


以下の方法で視聴可能です。

  • インターネット上
  • DVD(6枚1組)
講義動画 動画時間 主な内容・
「ピアサポーター養成テキスト」参照ページ
ピアサポートとは 15分 ピアサポートとは、ピアサポートの意義、ピアサポーターと医療者の違い
ピアサポーターの役割と活動指針 44分 ピアサポートを行うこと、守るべきこと、振り返りをする
相手を大切にすること、自分を大切にすること

ピアサポーターが知っておくと良い情報
22分 バウンダリーとは、バウンダリーを守るうえで必要なこと、自分自身が傷ついてしまったときには
よりよいコミュニケーションのために 28分 基本的なコミュニケーションスキル
行政や医療機関が支援できること 33分 ピアサポート活動のために医療者ができること、自治体単位で行うこと
がん診療の基礎知識と情報提供の注意点 45分 がん診療の基礎知識(がんと遺伝子、がん細胞の特徴、治療法)

がんに関する情報提供の注意点

※集合研修を行う場合のプログラムはこちらから確認できます


またこの講義動画は、ピアサポーター養成研修のみでなく、フォローアップ研修や自主学習にも用いていただくことができます。

インターネット上での視聴を希望される場合にはこちらからお申し込みください。

2021/01/15 がんピアサポーター育成・活動支援担当者連絡会議@宮城を開催しました。

がんピアサポーター育成・活動支援担当者連絡会議@宮城県を開催していただきました。

令和2年12月15日、宮城県の皆様と「がんピアサポーター育成・活動支援担当者連絡会議」を開催いたしました。

宮城県からは宮城県保健福祉部健康推進課がん対策班の皆様からお声掛けしていただき、宮城県内のがん診療連携拠点病院の職員の皆様、宮城県がん総合相談支援センターの皆様、サロンネットワーク宮城の皆様14名にご参加いただきました。

この会議では、当委託事業から3名の委員が出席し、委託事業についての紹介、ピアサポートに関する国の動向、がん診療連携拠点病院でのピアサポーター活動事例を講義させていただきました。

講義のあとは、参加者のみなさまから各ご施設でのピアサポート活動の状況や課題などについて情報交換の時間を設け、委員からも課題解決のための提案をさせていただきました。

宮城県でのピアサポート活動が一層充実していかれるよう、当事業としても引き続き協力をしてまいります。

2021/01/10 令和2年度 改訂委員会第2回会議を行いました。

第2回改訂委員会 を開催しました。

令和2(2020)年12月18日、改訂委員会令和2年度第2回会議を行いました。


今回の改訂委員会では、2021年2月11日に実施される「がんサポートグループ企画・運営者のための研修会」(運営:短期サポートグループワーキンググループ)の準備状況の報告、2020年11月14日に長崎県庁にて開催されたピアサポーター養成研修会(運営:ピア養成研修ワーキンググループ)の開催報告を行いました。

その他にピアサポートに関するニーズ調査、各都道府県へ向けた情報提供についての準備や検討を行いました。

令和2年度の改訂委員会 委員はこちらから 2020/12/14 令和2年度 ピア養成研修ワーキンググループ第3回会議を行いました。

「がん総合相談に携わる者に対する研修事業」ピア養成研修ワーキンググループ第3回会議を行いました。

令和2年11月30日、ピア養成研修ワーキンググループ第3回会議を行いました。

今年度は長崎県と協同し、11月14日にピアサポーター養成研修会を開催いたしました。今回の研修会では、参加者のみなさんには集合研修前に講義動画を視聴した上で、11月14日の集合研修に参加していただきました。

事前の動画視聴+1日間の集合研修の形式での実施は今回が初めてでしたので、この会議では準備や当日の運営に課題はなかったかの反省・振り返りを行いました。

ここで上げられた反省・課題は、今後動画視聴+集合研修の「ハイブリッド型」で研修会を行う際に生かせるよう取りまとめていきます。

長崎県ピアサポート養成研修会の様子はこちら

委員名簿はこちら

2020/11/20 ピアサポート養成研修会@長崎県 を開催しました。

ピアサポート養成研修会@長崎県 を開催しました。

令和2年11月14日 長崎県庁3階会議室にて、ピアサポート養成研修会を開催いたしました。ピアサポーター15名、医療従事者17名、長崎県庁から4名の方々が参加されました。また、今回は新型コロナウイルス感染防止のため、本来2日間の集合研修を「事前の講義動画の視聴」+「集合研修1日」に形式を変更し、実施いたしました。

ここでは研修会の事前の準備から、11月14日の集合研修の様子をご紹介します。

~事前視聴~

11月3日から事前の講義動画の視聴が始まりました。約1週間半の間に、以下の6講義を視聴していただきました。タイトなスケジュールにもかかわらず、参加者の皆さんにはお仕事や家事の合間を縫ってご視聴いただきました。本当にありがとうございました。

視聴動画 動画時間 主な内容
ピアサポートとは 15分 ピアサポートとは、ピアサポートの意義、ピアサポーターと医療者の違い
ピアサポーターの役割と活動指針 44分 ピアサポートを行うこと、守るべきこと、振り返りをする
相手を大切にすること、自分を大切にすること

ピアサポーターが知っておくと良い情報
22分 バウンダリーとは、バウンダリーを守るうえで必要なこと、自分自身が傷ついてしまったときには
よりよいコミュニケーションのために 28分 基本的なコミュニケーションスキル
行政や医療機関が支援できること 33分 ピアサポート活動のために医療者ができること、自治体単位で行うこと
がん診療の基礎知識と情報提供の注意点 45分 がん診療の基礎知識(がんと遺伝子、がん細胞の特徴、治療法)

がんに関する情報提供の注意点

これらの動画は資料もお配りし、それを見ながら学習していただきました。事前視聴の後には「確認テスト」にも取り組んでいただきました。確認テストは11月14日の集合研修で答え合わせを行います。

~集合研修~

9時から受付開始です。遠方から来てくださった参加者さんもいらっしゃいました。

今回の研修会は、長崎県庁3階の会議室にて開催されました。

今回の集合研修はこのようなタイムテーブルで実施します。
オリエンテーションから研修会がスタートです。日本赤十字社熊本健康管理センターの吉田稔先生から、この研修会の目的や、今後参加者の皆様がどのようピアサポート活動に関わっていくことが期待されるかを説明しました。新型コロナウイルス感染防止の観点から、講師はフェイスシールドをした上で講義を行いました。
メイン会場の隣の部屋では、医療従事者の方がWEBの映像を通してオリエンテーションの様子を視聴しました。本来はピアサポーター・医療従事者の全員がメイン会場にてオリエンテーションを受講しますが、メイン会場が密にならないよう、こういった工夫をしていただきました。
続いては、広島大学病院の倉田明子先生による「事前講義の振り返り、アイスブレイク」です。隣同士でペアになって、自己紹介、事前テストの感想などを1分で話し合ってもらいました。
そして事前講義の視聴後に解いていただいた確認テストの答え合わせです。特に注意すべきポイントは、講義担当の先生から【スーパー解説】をしていただきました。簡単だった?難しかった?いろいろな声が聞かれました。
「事前講義の振り返り、アイスブレイク」の講義の後、ピアサポーターの皆さんは「自分の体験を語る」の講義に参加します。ピアサポーターの皆さんには自分のがんの体験をお一人ずつ3分間、皆さんの前に立って話していただきました。自分の体験を言葉として振り返り、体験を整理しておくことの大切さ、体験の多様性に気付くことを目的としています。

自分の体験を語る順番は、受付の時にくじ引きで決めています。自分の番が来るまでは何を話そうかドキドキしてしまいますが、まずは「“一生懸命”話を聴くこと」が大切です。

3分間という決められた時間の中でも、上手にお話されるピアサポーターさんがたくさんいらっしゃいました。

ピアサポーターさんが「自分の体験を語る」に参加している間、医療従事者の皆さんは別室にてグループワークを行いました。長崎県でピアサポート活動を展開させていくための課題や解決策について意見交換が行われました。この内容は、午後の「行政や医療機関の役割について学ぼう・長崎県でピアサポートを実践するために」の講義で報告を行います。また、医療従事者の皆さんにはこちらのグループワークを実施しながら、「自分の体験を語る」の様子も見学していただきました。
午後の最初の講義は「ロールプレイ」の講義です。この講義では実際に相談対応を経験します。まずロールプレイでどのようなことを行うか、講義形式で確認します。
実際にロールプレイを始める前に、ファシリテーターの先生方に模擬演技をしていただきました。「2年前に胃がんの手術をしたのですが、先週の定期検査の結果を今日聞きに来たら、再発の可能性があると言われたんです」という内容で相談に来たという設定で、ロールプレイの例をお見せしました。
3~4人で1組になってロールプレイ開始です。今回はグループごとに部屋を分けて実施しました。ピアサポーターさんにはそれぞれにピアサポーター役、利用者役、観察者役のいずれかになっていただき、利用者役の方には与えられたシナリオに沿って、相談していただきます。行政・医療従事者の方にもロールプレイを見学していただきました。
再びメイン会場に全員集まり「ロールプレイのまとめ」を行いました。各グループのファシリテーターの先生からグループの様子を報告していただき、全体で共有いたしました。
最後は「行政や医療機関の役割について学ぼう・長崎県でピアサポートを実践するために」の講義です。日本赤十字社熊本健康管理センター 吉田稔先生進行の元、行政・医療従事者向けに行った午前中の「ピアサポートを実装するためには」のグループワークでの検討結果を全体に共有しました。グループの代表の方がグループの検討結果を報告しました。またこの講義では長崎県医療政策課の方から、今後の展望などをお話していただきました。
最後に2日間のまとめと質疑応答を行い、閉会のあいさつ、参加者の皆さんで集合写真を撮って閉会いたしました。

事前講義動画の視聴、1日間の集合研修と短いスケジュールの中での研修会開催となり、参加者の皆様にはご負担をおかけいたしました。また、新型コロナウイルス感染対策を十分にとった上での研修会となり、ご準備と当日の運営には長崎県医療政策課の皆様に多大な協力を賜りました。参加者の皆様、長崎県医療政策課の皆様、本当にありがとうございました。

ピアサポーター養成テキスト、事前の講義視聴で利用したスライドはこちら

2020/10/24 短期サポートグループワーキンググループ講義動画撮影会を行いました。

「がん総合相談に携わる者に対する研修事業」短期サポートグループワーキンググループ 講義動画撮影会を行いました。

令和2年10月22日、グランフロント大阪内会議室にて、短期サポートグループワーキンググループ 講義動画撮影会を行いました。
この講義動画は、今年度開催予定のがん診療連携拠点病院等がん診療を行う病院に勤務する職員を対象に、ピアサポーターと協働したがんサロンの企画・運営を学ぶための「がんサポートプログラムの企画・運営者のための研修会(仮称)」中のロールプレイの際に使用するもので、サポートグループにおいて起こりうる事例について紹介する動画です。
今回の撮影は、ワーキンググループ員以外にもご協力いただきました。撮影の様子を少しだけ紹介いたします!

サポートグループで起こりうるシチュエーションについて検討しています。動画内に登場する人物設定も決めていきます。

カメラワークを決め、「ここはこういうセリフの方がいいね」「ここは明るい表情の方がいいね」などと相談をしながら撮影を進めました。
撮影した動画は、研修会への使用に向けて編集を進めてまいります。

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2020/10/14 令和2年度 ピア養成研修ワーキンググループ第2回会議を行いました。

「がん総合相談に携わる者に対する研修事業」ピア養成研修ワーキンググループ第2回会議を行いました。

令和2年10月14日、ピア養成研修ワーキンググループ第2回会議を行いました。

今回、研修会の参加者のみなさんには集合研修前に講義動画を視聴いただいた上で、11月14日の集合研修に参加していただきます。事前の講義動画視聴後に確認テストを解いてきていただきますので、集合研修では講義動画の振り返り・確認テストの答え合わせも行いながら研修を進めていくことで決定いたしました。

また集合研修を実施するにあたって、マスク・消毒液の準備や、ソーシャルディスタンスの確保といった新型コロナウイルス感染防止策についても検討いたしました。対策を十分にとり長崎県と協力しながら、準備・当日の運営を進めてまいります。

   

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2020/10/12 ピア養成ワーキンググループ 講義動画撮影会を行いました。

「がん総合相談に携わる者に対する研修事業」ピア養成ワーキンググループ 講義動画撮影会を行いました。

令和2年9月下旬から10月上旬にかけて、ピア養成ワーキンググループ 講義動画撮影会を行いました。
今年度は長崎県と協同し、11月14日にピアサポーター養成研修会を実施することになりました。本来2日間の集合研修を行うところですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、事前に講義動画を視聴、そのあと1日間の集合研修を行うことで準備を進めていくことになりました。
今回は事前に視聴していただく動画を、東京御茶ノ水、大阪淀屋橋にて撮影しました。撮影の様子を少しだけご紹介します!

「ピアサポーターの役割と活動指針」 講義担当の野田真由美さん
「ピアサポートとは」 講義担当の桜井なおみさん
「自分を大切にすること、相手を大切にすること」「よりよいコミュニケーションのために」講義担当の斎藤円先生

また新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、いくつかの講義はリモートでの撮影も並行して行いました。撮影した動画は今回のピアサポーター養成研修会以外でも活用できるように準備していく予定です。
11月の研修会の実施に向けては、新型コロナウイルス感染防止策を十分にとり長崎県と協力しながら、準備・当日の運営を進めてまいります。

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2020/09/07 令和2年度 短期サポートグループワーキンググループ第3回会議を行いました。

「がん総合相談に携わる者に対する研修事業」短期サポートグループワーキンググループ第3回会議を行いました。

令和2年8月24日、短期サポートグループワーキンググループ第3回会議を行いました。

今年度開催予定のがん診療連携拠点病院等がん診療を行う病院に勤務する職員を対象に、ピアサポーターと協働したがんサロンの企画・運営を学ぶための「がんサポートプログラムの企画・運営者のための研修会(仮)」の実施に向け、プログラムのたたき台作成を行いました。
この研修における目標設定、事前学習の内容、集合研修でどのようなロールプレイを行うかといった内容についてグループ全体で検討したあと、2~3人ずつの班に分かれて作業を行いました。来年1月ごろの研修会実施に向け、準備を進めてまいります。

   

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2020/08/10 令和2年度 短期サポートグループワーキンググループ第2回会議を行いました。

「がん総合相談に携わる者に対する研修事業」短期サポートグループワーキンググループ第2回会議を行いました。

令和2年7月27日、短期サポートグループワーキンググループ第2回会議を行いました。

今年度開催予定のがん診療連携拠点病院等がん診療を行う病院に勤務する職員を対象に、ピアサポーターと協働したがんサロンの企画・運営を学ぶための「がんサポートプログラムの企画・運営者のための研修会(仮)」の実施に向け、プログラムの骨格・作業分担について協議し、役割分担に沿って8月中に作業を進めていくことを確認いたしました。

   

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2020/08/01 令和2年度 ピア養成研修ワーキンググループ第1回会議を行いました。

「がん総合相談に携わる者に対する研修事業」ピア養成研修ワーキンググループ第1回会議を行いました。

令和2年7月22日、ピア養成ワーキンググループ第1回会議を行いました。

今年度は長崎県と協同し、11月14日にピアサポーター養成研修会を実施することになりました。本来2日間の集合研修を行うところですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、事前に講義動画を視聴、そのあと1日間の集合研修を行うことで準備を進めていくことに決定いたしました。また、講義動画の撮影のスケジュールや役割分担を決め、9月~10月に撮影を行うこと、11月の研修会に向けての準備について協議いたしました。新型コロナウイルス感染防止策を十分にとりながら、準備・当日の運営を進めてまいります。

   

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2020/07/07 令和2年度 改訂委員会第1回会議を行いました。

「がん総合相談に携わる者に対する研修事業」改訂委員会第1回会議を行いました。

令和2年6月30日、改訂委員会第1回会議を開催いたしました。

会議では今年度の事業の方針の確認、短期サポートグループワーキンググループで実施予定の「がんサポートプログラムの企画・運営者のための研修会(仮)」の検討状況の共有、今年度のピアサポーター養成研修会の実施についての検討を行いました。当事業では昨年度に引き続き、今年度も各都道府県に対し、意見交換会、医療者向け研修会、ピアサポーター養成研修会といった形で各自治体でピアサポート事業を進めていくための支援を行ってまいります。

   

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2020/06/08 令和2年度 短期サポートグループワーキンググループ第1回会議を行いました。

「がん総合相談に携わる者に対する研修事業」短期サポートグループワーキンググループ第1回会議を行いました。

令和2年6月8日、短期サポートグループワーキンググループ(以下短期サポートグループWG)第1回会議を行いました。

今年度、短期サポートグループWGでは、がん診療連携拠点病院等がん診療を行う病院に勤務する職員を対象に、ピアサポーターと協働したがんサロンの企画・運営を学ぶための「がんサポートプログラムの企画・運営者のための研修会(仮)」を開催することを予定しています。

今回の会議では事業全体の方針を確認した後、研修会の目標や最低限身に着けるべきことはなにか、研修の対象になる人について等研修会実施の方針を協議いたしました。

   

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